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田島 征彦

「衝」(1994年)銅版画(一版多色刷)

ABOUT ME

Tajima Yukihiko



1940年 大阪府堺市に征三と一卵性双生児として生まれる。
     幼少期を高知県の山村で過ごす。
     東陽一監督『絵の中のぼくの村』(ベルリン映画賞銀熊賞)に描かれている。

 

1945年 父の故郷へ転居、高知県の山村で幼少期を過ごす。

1959年 京都市立美術大学(現 京都市立芸術大学)工芸科染色図案科に入学。

     染色を嫌って劇団美大アトリエ座舞台美術集団に入り、6年間授業をさぼって熱
     中するが、団員からの評価はすこぶる悪かった。アトリエ座の関係から美大の隣
     の京都女子大に入りびたる。特に京都女子子どもの劇場の中川正文先生と衝突し
     ながら巨大影絵「かにむかし」「山はこわくなかった」のデザインを担当して、
     女子大生を恐怖におとしいれる。もてなかった。

 

1963年 美大を卒業して専攻科(現・大学院)へ入るため真面目に型染作品の制作を始める。

1963年 美大の先輩3人と「染色集団∞無限大」を結成。染工芸の唯一の前衛グループとし
     て評価される(~75年解散まで出品)。

1965年 日本版画協会展(東京都美術館)に180×90cmの型絵染が入選。翌年会友に推挙される。

(現在会員)

 

 

 

 

 

 

                        「ぽんぽんぴいぴいこまさらさら7」(1964年)

                                 京都国立近代美術館蔵

 

 

 

 



    美大専攻科(現・大学院)終了後、婦人服地の会社に就職するも、1年でケンカして退職。
    後、京都市内の画廊の企画をまかされるが、性格的に合わず、ソウウツ病になり、画廊
    をつぶしてしまう。

1970年 ようやく女子短大の専任講師となり生活が安定する。

1974年 教え子が難病と闘い命とひきかえに作品を製作する姿にショックを受け
      教職を辞める。
      (高畑正遺作集『絵筆にかけた青春に詳しい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 



1975年 京都府丹波の山村で自給自足の生活を始める。
      「染色集団 無限大∞」

      解散のあと一人残って後輩たちと染織X展を美術館の大陳列室で20年間、

      超大作染作品を発表し続ける。
    
      京都洋画版画新人賞受賞、賞金100万円をもらうが、そのお金で海外へ勉強にで
      なければならない。生活貧窮を増すが、ヨーロッパ旅行中、妻の英子が土地つ
      きの家を買う。(『口丹波呑々記 くちたんばのんのんき』に詳しく)

 

 

 

 

 

 

 



                               
           京都洋画版画新人賞作品「陽気な小作人」(1975年)シルクスクリーン

1976年 処女作絵本『祇園祭』(童心社)世界絵本原画ビエンナーレ展(チェコスロバキア)

     金牌受賞。
     (1987年に『てんにのぼったなまず』で同賞を再受賞)

   

1977年 京展賞受賞(版画部門・シルクスクリーン)
               
      京展賞受賞作品「黄泉(よみ)」(1977年)

1979年 絵本『じごくのそうべえ』童心社)第1回絵本にっぽん賞受賞

1980年 「染と織ー現代の動向」(群馬県立近代美術館)

1981年 「火の笛」小学館絵画賞

1986年 京都の近代版画ー円山応挙から現代まで(京都市立美術館)

     「民話を描く・田島征彦型絵染の世界」

    (滋賀県八日市文化芸術会館、京都市社会教育総合センター 現・アスニー)

 
1987年 特別陳列「田島征彦の世界」(西宮市立大谷記念美術館、姫路市立美術館)

1991年 「染と織ー現代の動向」(群馬県立近代美術館)

     

1991年ー2015年 発動する現代の工芸1945-1970京都(京都市立美術館)
     染・清流展(京都市立美術館、染・清流館他)1回~20回

1993年 文化庁芸術家特別在外研究生としてパリのアトリエ・コントルポァンで銅版画を製作。
               
                 「衝」(1994年)銅版画(一版多色刷)

1995年 自伝的画集『憤染記(ふんせんき)』(染織と生活社)を出版
             

2000年 オキナワからのメッセージ田島征彦展(佐喜眞美術館・沖縄県)

      

      Kyoto版画2000(京都市美術館)京都を中心にした版画と結成、
      中国やブルガリア・タイ・アメリカ・ポーランド・英国・オーストラリア(2014)

      などの版画展を手作りで開催して現在に至る。(ビエンナーレ)

 

2001年  絵本と現代美術展 (京都芸術センター)
2001年 京都の工芸1945-2000(京都国立近代美術館・東京国立近代美術館)

 

2005年・2008年 第6・7回高知国際版画トリエンナーレ

2006年・2007年 「激しく創った!! 田島征彦と田島征三の半世紀」

     (高知県立美術館 ・07年新潟市新津美術館)

 

2007年  祭を染める2人展(染・清流館)長尾紀壽と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


         
          池のインスタレーション 型絵染2.2m×20m
   

2008年 絵本と、沖縄から命のメッセージ(京都・まいづる智恵蔵)
     征彦・周吾 親子展(東京・松屋銀座)

2009年~2013年 第1回~5回 祇園祭展 (出品・人選・監修を行う)
2009年2015年 KATAEZOME田島征彦の世界展(兵庫県三木市立堀光美術館)

2010年 反戦と人権の絵本原画展

       (枚方市民サンプラザ生涯学習市民センター市民ギャラリー)
      型絵染の世界展~型染めに挑み続ける~(美山かやぶき美術館)
      型染の世界展(若洲一滴文庫)

 

 京都ギャラリーヒルゲートの個展(2011年) 

  祇園祭 屏風

   三木市立堀光美術館

 

 

 

2010年 京都美術文化賞受賞 第23回 受賞記念展(京都文化博物館)

 

2011年 京都府文化功労賞受賞

 

2013年 田島征彦型染展 (坂出市民美術館)

 

 

 

 

 

2014年 「祇園祭 田島征彦の世界展」 (染・整流館)

2014年 7月絵本「ふしぎなともだち」出版

 

2015年 「ふしぎなともだち」第20回日本絵本賞大賞受賞

     画集「祇園祭」発刊

 

2015年 「かんこうさんがふってきて」 (豊崎小学校創立100周年記念絵本)

 

 

 

2016年 「ファンタジーを染める~たじまゆきひこ展~」

     (堺市博物館)

 

2016年 7月絵本「いもさいばん」出版

     文:きむらゆういち

 

2017年 「たじまゆきひこ展」(徳島県相生森林美術館)

 

2017年 9月絵本「のら犬ボン」出版

 

2019年 絵本「やんばるの少年」出版

​      「京都の染色展」(京都国立近代美術館)

2020年 絵本「せきれい丸」出版

     兵庫県文化賞受賞

     「疫病退散祈願! 田島征彦型染 絵本原画展」(沖縄・佐喜眞美術館)

2021年 「気骨の作家 田島征彦が染め上げる!〜絵本の原画と型染の世界〜展」

      (守口市立図書館)

    「〜現代の町絵師 笑いと反骨の画家〜 田島征彦展」(安曇野ちひろ美術館)

    「30周年記念 第23回染・清流展ビエンナーレ2021」(染・清流館)

2022年  絵本「なきむしせいとく」出版

     兵庫県文化賞記念 「笑いと反骨の画家 田島征彦展」

      

 

2023年 絵本「なきみしせいとく」​ 第54回 講談社絵本賞受賞

 

                現在 日本版画協会会員​ 兵庫県 淡路島在住  

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